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2025.11.14

法人(SLC Biz)ETCカード登録枚数・利用証明書発行件数の上限の拡大について(利用照会サービスの利便性向上)

このたび、ETC利用照会サービス事務局(以下「本サービス」)において、クレジット系ETCカードの管理・運用に関する利便性が向上する新たな取り組みが発表されました。物流業務におけるETC活用が一段とスムーズになりますので、組合員の皆さまにもぜひご活用いただきたく、ご紹介いたします。


■ 改定のポイント 1ユーザーで1,000枚登録可能に

2025年11月18日より、本サービスにおいて以下のような制度変更が実施されます。

  • 1ユーザーIDあたり登録できるETCカード枚数の上限が「最大1,000枚」まで拡大となります。
  • 利用証明書の発行件数の上限も併せて拡大され、これまで以上に大量の走行明細・証明書の管理が可能となります。

■ 組合員の皆さまにとってのメリット

当組合の加盟企業様におかれましては、車両台数・ETCカード枚数ともに多いケースがあるかと存じます。今回の制度改定により、以下のような利便性が期待できます。

  • 一つのユーザーID/アカウントで、多数のETCカードを一元管理できるため、運用・管理の効率化につながります。
  • 利用明細や利用証明書を大量に発行・ダウンロードできるようになることで、月次・年次の経費精算や監査対応がスムーズになります。
  • 車両台数が増えている物流企業様においても、カード管理の「分割・分散化」による煩雑さを軽減できます。
  • 管理画面・登録手続きの負荷が軽減され、「オペレーション効率化」という当組合の重点領域とも合致します。

■ 実務上の活用にあたってのポイント

組合員の皆さまが本改定を活用されるにあたって、下記の点にご留意ください。

  1. ユーザーID・アカウントの整理
     ─ ETCカード枚数が増えている企業様は、新たに10枚超えての登録が可能となります。登録前にどのカードをどのIDに集約するかなど、運用ポリシーをご検討ください。
  2. 利用証明書/明細書の取得体制
     ─ 大量発行が可能となりますが、必要なデータ形式(PDF/CSV等)および社内の経理・監査部門との連携についても確認・整備をおすすめします。
  3. セキュリティ・アクセス管理
     ─ 多数のカードを一つのIDで管理する分、アクセス管理・パスワード管理・登録更新の手続きが鍵となります。ログイン情報の共有範囲、カード紛失・盗難時の対応フローなども併せて整備ください。
  4. 経費削減・運用見直しのきっかけに
     ─ カード枚数の集約が進むことで「カード管理の複雑化」「登録忘れ」「精算漏れ」といったリスクが低減されます。これを機会に、当組合が掲げる「オペレーション効率」「コスト削減」へつなげていただきたと思います。

今後も、加盟企業の皆さまとともに「人と企業を繋ぎ、事業を支援する 未来の発展をともに」という当組合の使命のもと、より高いレベルの利便性と効率を追求してまいります。
引き続きご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

令和 7 年11月14日
首都圏物流事業協同組合 GM Div.


(注)本内容は、ETC利用照会サービス事務局の公式発表に基づくものであり、詳細・手続き内容につきましては同サービス公式サイトをご確認ください。

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