自社のSDGsを産学連携で整えていく事の重要性
今期より弊組合は、経営者団体であります中小企業家同友会が発行している「企業変革支援プログラムVer.2」を用いた事業戦略を実行しています。
企業変革支援プログラムとは、人を生かす経営の総合実践をめざす経営が行われているかどうかを自己診断できるツールです。
様々な項目があるのですが、その中に「SDGs目標の経営方針への落とし込みと実践」という課題があり社内でどう進めようか議論がありました。
当初、社内でSDGsを考えると、地球規模や大きいスケールの事を考えなくてはならないとなり、どこから手を付ければ良いのか分からなく、社内でどのように進めればよいのか悩んでいたところ8月にインターンシップ制度で来ていただいた大学生の方が
「今の学生は小さいころからSDGsという言葉を知っていて、馴染みもあるし勉強もしているから大学と連携してはいかがですか?」とアイデアを出していたのを思い出し、早速一般社団法人東京中小企業家同友会の事務局へ相談に行くと、過去に中小企業と連携してSDGsの取組を進めた実績のある、専修大学商学部 岩尾教授と引き合わせて頂きました。
過去の岩尾教授の活動
【SDGs】SDGsの浸透・普及のための啓蒙活動~神奈川県の中小企業を対象に~|専修大学 (senshu-u.ac.jp)
岩尾教授曰く
中小企業は、自社の事業や取組のように身近で行動している中に、SDGsに照らし合わせられる事があるということを、まず知るのが大事だと言われ、それなら社内でも出来そうだと感じました。
続いて、岩尾ゼミナールの学生さんが弊組合の事業や取組を調査し、17項目のSDGs目標に当てはめてくれるという事になり約3か月のプロジェクトが始動しました。
目的 | SDGsテーマを完成させる事で社内の理解を深め、社外へ発信させていく |
(1)STEP1 事業内容だけでなく、地域や環境・社会への取組を含めて内容をゼミ学生に把握してもらう | ||||||||
(2)STEP2 把握した内容をSDGs17の目標ピクトグラムに当てはめてもらう | ||||||||
(3)STEP3 取り組んでいるSDGsの優先順位やテーマを決めてもらう | ||||||||
上記STEPを完成させる |
最終的に弊社としては、事業から今後発展可能なSDGs目標を新たに策定する事でこの目標を達成する事にしました。
2023年12月 専修大学 神田校舎にてゼミ学生より分析中間報告を行って頂きました。
(1)STEP1 まず自社企業概要及び、社内取組をゼミ学生に対し資料を下に、プレゼンを行った。 | ||||||||
(2)STEP2 学生より事前分析の上、ステップ2までの発表をしてもらった。 | ||||||||
(3)STEP3 メインテーマのもとになる考えを共有した。 | ||||||||
事業定義である「人と企業を繋ぎ企業を元気に」をもとに、協同組合の役割(相互扶助精神)も併せ | ||||||||
SDGs17の目標より | ||||||||
「17:パートナーシップで目標を達成しよう」 | ||||||||
をメインテーマとする事にし、2024年1月までにSTEP3の完成させることになった。 |
決定事項 | 2024.1月までにSTEP3をゼミ学生中心に完成させる | ||||||||
そしてSTEP4 SDGsの取組を発信しよう | |||||||||
(自社のSDGsの取組を組合員及びWeb・業界紙等に報告掲載する) | |||||||||
社内の活動を大学との連携で行えるのは、社員の成長や新たな視点の気づきもあり大変有意義な取組となっています。
なにより学生さんが真剣に弊組合の事を調べ、発表してくれているところがとてもありがたいと思いました。
岩尾教授、学生の皆さん、本当ありがとうございます!
完成がとても楽しみです。